今日も見つけていただきありがとうございます。
今回紹介するのは「ホリホック」です。
和名はタチアオイ(立葵)で、まっすぐに伸びる草姿からの由来です。約2mまで伸びる長い茎に、穂状の花をつけます。梅雨入りごろから、花穂の下から咲き始めて順々に咲き上がっていきます。
多数の園芸品種があり、花色も多く、また花形は一重から八重まであります。二年草または多年草の分類ですが、株の寿命が短く生育が衰えていくので、可能であればタネや株分けで更新していく方が良いです。なお一重咲きの品種は、こぼれ種で発芽することも多いようです。暑さに負けず、力強く咲いてくれるので、初夏を彩る花として親しまれています。
- 草丈:60~200cm
- 耐寒性:強い
- 耐暑性:強い
- 花色:白、赤、黃、桃、オレンジ、紫、黒など
- 開花時期:6月~8月
- 日当たり:日当たりが良く、風通しのよい場所
- 用土:多湿になると根腐れを起こすことがあるので、水はけのよい環境にすること。一般の草花用培養土でOK。赤玉土6、腐葉土3、軽石1の配合土なども可能。
- 水やり:地植えは基本的には不要。鉢植えは土の表面が乾いたら都度たっぷりと。
- 肥料:植えつけ時に元肥として緩効性化成肥料を施す。3月中旬から下旬に液体肥料を2週間に1回程度施し、4月に緩効性化成肥料を1回置き肥。
- 植え付け・植え替え時期:3月上旬~4月下旬、9月下旬~11月下旬が植えつけの適期。根づくまでは水切れに注意。鉢植えの場合は1~2年に1回、春か秋に古い土を落とし、必要に応じて株分けをして植え替え。
- 病気:斑点病、炭そ病、ウイルス病など
- 害虫:ハマキムシ(ワタノメイガ)、アブラムシ
- 管理:終わった花茎は都度、切り取ること
実際に育ててみました!!
お気に入り園芸店である群馬県前橋市の「フラワーガーデン泉」さんで、白色の八重咲き品種のホリホックを2つ購入しました。
植えた場所はメイン植栽の最後列です。南側にブロック塀があるので、明るい日陰であり、あまり日の当たらない場所です。ホリホック向きの環境ではないものの、植栽の高さが欲しかったため、4月下旬に植えてしまいました… 果たしてどうなるか?
5月末
あまりに日が当たらなかったので、若干手前に植え直しました。これでも午前中に1~2時間、午後に2~3時間程度でしょうか。様子見です。
7月上旬
茎が立ち上がってきましたものの、花が咲くことはありませんでした… 植え替えでダメージが出てしまったかもしれません。来年に期待です!
12月中旬
寒くなってきましたが、葉が完全に消えることはありませんでした。心なしかボリュームも上がっていますね。
翌年3月下旬
新しい葉が展開してきて、前年よりも株が充実してきました!今年は咲いてくれるのか?
翌年5月頭
心配をよそに、ものすごい勢いで茎が立ち上がってきました。1.5mぐらいはあるでしょうか。翌年の元気の無さが嘘みたいです。
翌年5月末
つぼみが付いてきましたが、それよりも巨大すぎっ!2m近く伸びてしまい、もはやジャングル状態です。日があまり当たらず徒長してしまったかもしれません…
翌年7月上旬
雨に長く当たってしまったせいか、きれいに開花することなく、つぼみが茶色になってしまいました… なかなか綺麗に咲かすことが難しいですね。
翌々年4月上旬
またまた場所を移して再チャレンジ。今度は日中5~6時間程度の日照を確保できる位置にしました。今度はどうか…?
翌々年6月末
草丈が1.5mほどで収まり、初めてきれいな開花が見られました。雨が少なかったことも功を奏したかもしれません。
育ててみて感じたことですが、ホリホックは結構なスペースと日照時間を確保しておく必要があります。また長雨に当たるとつぼみが全滅する可能性もあります。一方で咲いたときのお花インパクトは十分ですね!苦労したかいがありますた…
以上です!
ご覧いただきありがとうございました!
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