「ガーデンシクラメン」の育て方&実際に育ててみたっ!

実際に育ててみたっ!
DSC_1912

今日も見つけていただきありがとうございます。

今回紹介するのは「ガーデンシクラメン」です。

母の日などの贈答品でおなじみのシクラメンは、一般的に耐寒性が無く、屋外で冬越しすることはできません。一方でガーデンシクラメンは耐寒性がある原種シクラメンをベースに品種改良されているため、耐寒性が強く冬の屋外でも楽しむことができます。 なお通常のシクラメンと同様に球根植物なので、夏の暑さや湿気には弱く、地植えはあまり推奨されていません。

花色は白や赤、桃色などがあり、花形も多種多様です。最近は八重咲きで、高級感のタイプも流通するようになってきました。花は秋から冬にかけて咲きますが、シクラメンは葉も特徴的なので、花後の葉姿になっても鑑賞価値があります。

「ガーデンシクラメン」の育て方&実際に育ててみたっ!

  • 形態:球根(半常緑)
  • 草丈:10~20cm
  • 耐寒性:普通 ※0℃程度まで
  • 耐暑性:普通
  • 花色:白、赤、桃
  • 開花時期:11月~3月 ※12~1月は開花しない
  • 日当たり:日当たりの良い場所
  • 用土:市販の草花培養土に赤玉土小粒を2割ほど混合させ、水はけを良くする
  • 水やり:表土が乾いたらたっぷりと
  • 肥料:植え付け時に元肥を施す。また植え付けから2週間以降に、2週間の1回の頻度でカリ分の高い液体肥料を施す。
  • 植え付け・植え替え時期:10月下旬~11月中が適期。9月から販売されるが暑い時期は避けること。植え付け時は根をほぐさず、土に埋まっていた部分を1cmほど出して浅植えにする。
  • 害虫:アザミウマ、ナメクジ、ヨトウムシ、アブラムシ、シクラメンホコリダニ
  • 管理:雨に直接当たらない、かつ日光にしっかり当たる場所に置く。花がら摘みをこまめに行い、暑さの残る9~10月は早めに摘むこと。

実際に育ててみました!!

母親がプレゼントで頂いたシクラメンを持て余しており、ラベルにはガーデンシクラメンとあったので、実験的に庭へ植えてみました。

created by Rinker
¥2,160 (2024/09/19 15:26:09時点 楽天市場調べ-詳細)

植えた場所はレンガでレイズドベッドになっている南側の花壇です。水はけは良いのですが、南側にブロック塀があり、かつ周りに背の高い植物があるため、年中明るい日陰のような場所です。高温多湿の夏も心配ですが、耐寒性があるとは言え氷点下になる我が庭でも耐えられるのかが最大の懸念点です… 

ひとしきり室内で花を楽しんだ後の4月上旬に植えました。上記で10月下旬~11月中が適期と記載しておきながら、適当な時期に植えてしまう始末…(※本来は暑い時期に植えるのはNGです)

果たしてどうなるか?

4月上旬

5月上旬
なぜか植え付け時よりも葉が充実してきました。他の植物にも言えることですが、鉢植えよりも地植えの方が植物は活き活きとする傾向がありますね。夏越し・冬越しの管理があるので、地植えにできない植物もありますが… 注意しながら観察を続けます。

5月上旬

7月上旬
暑さが厳しくなって気温が30℃を超えてくると同時に茎にハリがなくなってきました。全体的にでろ~んとしています。懸念していた通り、夏場の高温多湿が鬼門ですね。球根がトロケてしまわないように、なんとか耐えてほしい…

7月上旬

9月下旬
暑さのピークが過ぎた頃には株が復活してきました!(※写真がボヤケててすみません…) 球根植物なので溶けて消えてしまう可能性があったものの一安心しました。それにしても適した環境になると、見違えるように活き活きとし始めますね。

9月下旬

翌年3月上旬
前年は花が上がらず、そのまま年を越しました。冬の間は何度か霜が降り、かつ積雪で埋もれてしまうこともあって、葉は傷みましたが、株自体は元気に冬越ししてくれました。冬に出回る植物だけあって、夏時期よりも心配は無さそうです。

翌年3月上旬

翌年4月中旬
暖かくなってきた春先にやっと一番花が現れました。鉢植えの時よりも明らかに花数は減っていますが、地植えでもちゃんと1年間保ってくれることを証明してくれました!「ガーデン」の名に恥じない生命力ですね。

翌年4月中旬

今回の結果の通り、地植えでも育ってくれますが、個人的には鉢植え管理にした方が花つきは良くなるのかな…と思います。そもそもメーカーも鉢植えを推奨していますしね…

シクラメンを頂いた中で、もし「ガーデン」付いたものがあったら、ぜひ屋外での生育にチャレンジしてみてください。

なお私がシクラメンの苗選びで重要視しているポイントは次の通りです。①葉が多いこと(※葉っぱ1枚に対して花が1輪さきます)、②葉の大きさにばらつきが無いこと、③株がお椀型であること(※平べったくなっていたり過疎化していたらNG)、④花首の長さが揃っていること、です。

またガーデンシクラメンは、例年9月の下旬から店頭に並び始めますが、近年は残暑が厳しく、この時期に出回る株は暑さストレスにより、植え付け後に花が弱ったり、株が枯死したりすることがあるそうです(※パンジーやビオラと同じ傾向ですね…)。一方で残暑が終わってヒガンバナが咲き終わった頃から出荷されるものは、良質な苗が多くあると言われています。これらの苗を購入し、本格的な寒さに入る1カ月ほど前までに植え付けることをオススメします。ちなみに冬に入ってから苗を植えつけると、生育が悪くなって花数も減ってしまうので推奨していません。

以上です!

ご覧いただきありがとうございました!

コメント

タイトルとURLをコピーしました