今日も見つけていただきありがとうございます。
今回ご紹介する漫画は「ハクメイとミコチ」です。
樫木祐人先生による漫画で、KADOKAWA漫画誌「ハルタ」で連載中です。ちなみにテレビアニメも2018冬に1クールのみですが放映されました。
概要としては「身長9cmのこびとである二人の女の子・ハクメイとミコチの日常を綴った物語」という感じなのですが、個人的にかなりオススメの漫画です!
世界観が面白い!
全ての人間が小人サイズで、同程度以上のサイズの動物・虫達(※普通に喋ります)との日常生活を描いたファンタジー漫画なのですが、妙なリアルさを感じます。
タイトルの通り「ハクメイ」と「ミコチ」という二人の女の子を中心に物語が進んでいきます。
登場するキャラは人外生物がほとんどですが、生活習慣は人間味にあふれており、なんだか近所に居そうな性格をしています。
全くのファンタジー漫画にも関わらず、私達の日常風景とリンクする場面が多く、胸を打たれることもしばしば。
人間の機微をファンタジーの世界観に落とし込みながらも、読み手にリアルさを回帰させるのは流石だなと思いました。
絵がうまい!
ありきたりな感想ですみません。でも描き込み具合が半端じゃないです。
人間自体は2~3等身にデフォルメされて描かれていますが、服や装飾品はかなりこだわってデザインされています。
対してイタチやタヌキ、昆虫などの人外生物はリアルに描かれており、人間との対比が面白いと感じました。
そして何と言っても背景の描き込みです。1コマ中で「そこまで描くの?」というくらい細部まで描写されており、物語とは関係のないキャラまで丁寧に描かれているので、ファンタジーの世界観にリアルさを見事に表現しています。
私も表紙の絵のうまさに一目惚れして、思わず購入してしまいました。
まとめ!!
私自身は日常系の漫画があまり好きではなかったのですが、この漫画については自信を持ってオススメできます。
ファンタジーではありますが、他人と関わることの煩わしさと暖かさをリアルに描き上げた部分は、他の漫画で類を見ないと思います。嫌いなキャラが一人も出てこないのも珍しいですね。
現実世界の人間関係に少し疲れてしまった方には、かなり刺さる漫画かと思います。読んだ後には少し前向きになれる作品です。
ぜひ一読してみてください!
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