「フェンネル」の育て方&実際に育ててみたっ!

実際に育ててみたっ!
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今日も見つけていただきありがとうございます。

今回紹介するのは「フェンネル」です。

草花というよりもハーブとしての方が有名かもしれません。真っ直ぐにそびえ立つ茎の先端に、傘状の黄色い小花を広げます。また羽のような細やかな葉をもつため、草姿でも十分に観賞価値があります。なお花姿はオミナエシに似ていますが、ハーブには珍しく草丈が2mにも及ぶ大型の多年草になります。

フェンネルの歴史は古く、古代ギリシャ時代から食用・薬用として広く利用されてきたそうです。葉や茎に甘い香りがあり、羽根のような細やかな葉はディルと同様に魚料理でよく利用されています。また堅くなる前の若い茎も、セロリのようにそのまま食用になります。さらに種子も利用されており、ハーブティーや菓子・パンなどに使用する他、漢方では生薬の「茴香(ウイキョウ)」として健胃剤に調合されています。ちなみに種子から蒸留した精油は、食品の風味づけに使われたり、石けんや歯磨き粉などにも用いられるそうです。

ちなみにフェンネルの花には益虫がたくさん引き寄せられます。アブラムシを捕食するヒラタアブや、ヨトウムシを幼虫のえさにするジガバチなどがよく飛来します。コンパニオンプランツとして植栽にいれておくのも良いかと思います。

「フェンネル」の育て方

  • 形態:宿根草(半常緑)
  • 草丈:100~200cm
  • 耐寒性:普通
  • 耐暑性:普通
  • 花色:黄色
  • 開花時期:6月中旬~8月 ※葉の収穫は3~11月,種子の収穫は7~9月
  • 日当たり:1年中、日当たりが良い場所を好む。
  • 用土:腐植質に富んだ水はけのよい土が最適。市販の野菜用培養土に赤玉土小粒と腐葉土を1:1の割合でブレンドしたものが良い。
  • 水やり:高温乾燥、低温多湿が苦手。地植えの場合は、夏場の強乾燥が見込まれる時期のみ水やりを行うが、基本的に不要。鉢植えの場合は、土の表面が乾いたらたっぷり水やりするが、冬期は乾燥気味に管理すること。
  • 肥料:元肥として緩効性化成肥料を施す。成長期の春~初夏には、液肥を週1回くらいで施す。
  • 植え付け・植え替え:春が最適。直根性で移植を嫌うため、根を切らないように注意。植える場所には堆肥や腐葉土を十分混ぜておくこと。鉢植えの場合はできるだけ大きな容器に植え付け。
  • 害虫:キアゲハの幼虫、アカスジカメムシ、アブラムシ
  • 管理:開花・結実の時期が台風シーズンと重なるため、風当たりの強い場所では支柱を立てて倒れるのを防ぐ。葉を食用に収穫する際は柔らかいうちに摘み取ること。種子は、未成熟の青いものは生で食用可能。黄色~茶色に熟したものは茎ごと収穫して逆さに吊るし、乾燥して落ちてきた種子を集める。

実際に育ててみました!!

近くの園芸店で「ブロンズフェンネル」を購入しました。通常のフェンネルは緑色ですが、こちらは名前の通り銅葉になります。ちなみに他の園芸種として、株元が肥大する「フローレンスフェンネル」なるものもあるそうです。

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植えた場所門扉横の花壇スペースになります。東向きのため午前中いっぱいは日が当たる場所になります。かなり水はけが良いので、夏場の水切れを注意しないといけません。

植えたのは10月末。果たしてどうなるか? 

10月末

11月中旬

すっかり気温が下がってきましたが、株姿はあまり変わりません。これから氷点下になる冬を迎えることになりますが、果たして無事に耐えてくれるか…?

11月中旬

翌年2月上旬

無事に冬を越してくれました!ハーブは暖かい時期を得意とするものが多いので心配でしたが、全然平気でしたね。落葉もせずに越冬したので、心配するほど弱くないのかもしれません。

翌年2月上旬

翌年3月下旬

株の中心部分から新芽らしきものが見えてきました!他の草花と異なり、葉がかなり特徴的なので「新芽か?」と疑いたくなる姿でした…

翌年3月下旬

翌年4月中旬

暖かくなると同時に茎がどんどん立ち上がってきました(※葉がフワフワ&銅葉なので写真だと見辛くなってます…)。今更ながら大きくなり過ぎると困るな…と思いながら、開花を期待しています。

翌年4月中旬

翌年7月上旬

5~6月の間にもグングンと草丈が大きくなり、150cmぐらいまで伸びたところで一番花が咲きました!花だけみるとオミナエシにそっくりですね!一方で葉がフワフワなので、花壇の中でもヒトキワ目立ち、異様な存在感を放っています。

翌年7月上旬

いかがだったでしょうか? 思ったよりも大きくなったので、花壇の前段に植えたのは間違えでした… ですが、花壇後方に植えてあげれば、年々と株張りも大きくなって特徴的な植栽にできるかと思います。また心配していた耐寒性・耐暑性についても全く問題無く、放置気味でもOKでした。草丈が高くなるので支柱だけセットしてあげれば、手がかからない植物かと思います。

本年は開花を優先して育ててみましたが、翌年以降はハーブとして葉や種子を採取してみたいと思います。ローズマリーのように収穫しながら草姿を楽しむことができるので、ぜひ育ててみることをオススメします!

以上です!

ご覧いただきありがとうございました!

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