「ハーデンベルギア」の育て方&実際に育ててみたっ!

実際に育ててみたっ!
DSC_0532

今日も見つけていただきありがとうございます。

今回紹介するのは「ハーデンベルギア」です。

1cm程度の花が穂のように連なって咲き、花全体としては藤に、そして一つ一つの花はコチョウランによく似ています。つる性の常緑低木で、それぞれの葉の腋から花穂を伸ばすのが特徴です。花色は紫が基本色ですが、白色、桃色の品種もあります。ちなみに花には芳香性もあります。

つるは他の草木に絡まるように伸びていき、大きく育つと2m以上になりますが、都度刈り込みをしてあげることで一般低木と同じように低く育てることが可能です。小苗状態からよく咲く性質があることから、鉢植えはもちろん、寄せ植え、つるを伸ばして「あんどん仕立て」にすることも可能です。地植えではつる性の特徴を活かし、フェンスやトレリスに絡ませることもできます。切り花としても活用されることもあります。

「ハーデンベルギア」の育て方

  • 形態:低木(常緑)
  • 草丈:30~200cm
  • 耐寒性:普通 ※-3℃程度まで
  • 耐暑性:強い
  • 花色:紫、白、桃 ※複色あり
  • 開花時期:3月~5月
  • 日当たり:日当たりの良い場所を好むが、強い日差しは葉焼けになるので半日陰が最適
  • 用土:市販の草花培養土でOK
  • 水やり:やや乾燥気味を好むので、地植えの場合は不要。鉢植えの場合は多湿にならないよう、表土が乾いたらたっぷりと。
  • 肥料:地植え場合は春と秋の成長期に少量を施肥。鉢植えの場合は春と秋に月1回の置き肥または月3~4回の液肥を施す。
  • 植え付け・植え替え時期:春か秋が適期。鉢植えの場合は2年に1回くらい、一回り大きな鉢に植え替え。大きさを維持したい場合は、表土を取り除いて根鉢を軽く崩し、新しい用土を入れて植え直し。
  • 害虫:アブラムシ、ハダニ
  • 管理:冬は-3℃まで耐えられるが、凍結すると傷むので注意。寒冷地では鉢植えにし、冬期は凍らないように室内で管理する方が良い。また剪定については、花芽ができる秋以降は切らないよう注意。

実際に育ててみました!!

近所のホームセンターで衝動買いした白色のハーデンベルギアを購入しました。元々は購入する気が全く無かったのですが、開花している姿を見て、いつの間にか買っていました… 見るだけのつもりが、いつの間にか購入しているのは園芸好きのあるあるですね。

created by Rinker
¥1,980 (2024/09/20 04:24:19時点 楽天市場調べ-詳細)

今回は3月下旬に開花株を購入し、一回り大きな5号の陶器鉢に植え替えて鉢植え管理としています。午前中のみ日が当たる半日陰の環境で、極端に乾燥してそうな場合のみ水やりをしています。果たしてどうなるか?

3月下旬

7月末
スギ花粉の猛威が落ち着いた晩春を過ぎた当たりで開花が止まり、気温が高くなって暑さを感じ始めたと同時に葉が充実してきました。来年の開花に向け、たくさん光合成してエネルギーを蓄えているようです。またこの時期はつるが盛んに伸びてくるので、支柱を数本立てて絡ませています。

7月末

11月中旬
だいぶ寒くなってきましたが、落葉すること無く活き活きとしています。ハーデンベルギアはオーストラリア原産の植物なので、寒さはそれほど得意ではないそうです。それでも-3℃までなら耐えられるそうなので、なんとか厳しい冬を耐えてほしい…

11月中旬

翌年2月上旬
-5℃まで下がる厳冬日が数日ありましたが、無事に冬を乗り越えてくれました!そして、暖かくなると同時に葉の脇から蕾が見えてきました!後は開花を待つだけですね。

翌年2月上旬

翌年4月頭
前年とほぼ同時期に開花してくれました!前年は小苗だったので草花のように咲いていましたが(※それはそれで素敵ですが…)、本年は高さがあるので非常に迫力があります。大きく伸びた各つるの先端から溢れんばかりの小花が咲き誇る姿は見応えがありますね。

翌年4月頭

つる性の植物ではありますが、今回のように鉢植えにしてもコンパクトな姿で管理することができます。逆につる性の特徴を活かすために、地植えにして大きく育てるのもアリだと思います!大きくつるが伸び、その先端付近に花が咲くので、地植えの方がインパクトはデカいのではないでしょうか。

注意点として、ハーデンベルギアは発蕾~開花中の期間で特に水分を必要とするので、極端な乾燥・水切れさせないように気をつけてください。冬季の霜対策を兼ねて、バークチップなどでマルチングするのも良いかと思います。

また適宜、支柱を立てて、つるを絡ませてください。つるが旺盛に伸びるので、放って置くと近くの植物に絡みつく恐れがあります。つる自体は丈夫なので、絡ませる時期は選ばず、多少乱雑に扱っても切れてしまことは無いかと思います。

上記以外は特に手のかからない育てやすい植物かと思います。放っておいても病気や害虫にほとんど影響されないのは嬉しいポイントです。花色は白のほか、紫やピンクもあるので、藤やクレマチスの代わりにハーデンベルギアでトレリスを彩るのもアリだと思います。

以上です!

ご覧いただきありがとうございました!

コメント

タイトルとURLをコピーしました