「ムスクマロウ」の育て方&実際に育ててみたっ!

実際に育ててみたっ!
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今日も見つけていただきありがとうございます。

今回紹介するのは「ムスクマロウ」です。

和名は「ジャコウアオイ」です。晩春から初夏にかけて、フヨウやホリホックを小さくしたような清楚で優しい花が沢山咲きます。夏場の草花はビビットで明瞭な花色が多いのですが、ムスクマロウの花は繊細で優し気な雰囲気を漂わせてくれます。また株元付近の葉は丸い形となりますが、生長すると深い切れ込みのある葉に変わっていきます。

花からは、和名の通りほんのりジャコウ(麝香)の香りがします。ハーブ苗としても販売されており、のどの痛みなどに効果があるとされ、ハーブティーやサラダなどに利用されているようです。

丈夫なため植えっぱなしで育てられる宿根草ですが、一株の寿命はあまり長くありません。4~5年に1回、さし芽やタネで更新することが推奨されています(※こぼれ種でも更新できるので、環境が合えば植えっぱなしでもOKです)。またムスクマロウは背が高くなるアオイ科の宿根草ですが、アオイ科の中では草丈が低めの部類になり、高くても40~60cm程度で収まります。

「ムスクマロウ」の育て方

  • 形態:宿根草(冬季落葉)
  • 草丈:30~60cm
  • 耐寒性:普通
  • 耐暑性:強い
  • 花色:白、桃など
  • 開花時期:5月~9月
  • 日当たり:日当たりが良く、風通しのよい場所
  • 用土:水はけと通気性に富み、適度な保水性のある土が最適。配合する場合は赤玉土5、腐葉土3、軽石2などの割合。
  • 水やり:地植えは基本的には不要。鉢植えは土の表面が乾いたら都度たっぷりと。
  • 肥料:植えつけ時に元肥として緩効性化成肥料を施す。多肥になると倒れやすくなるので注意。成長の始まる春と秋に、緩効性肥料を追肥するか、液体肥料を施す。
  • 植え付け・植え替え時期:3月上旬~5月上旬と9月下旬~11月上旬ごろに行う。苗を鉢植えにする場合は、太い根を切らないように注意。庭植えでは株間を50~100cmくらい取ること。植え替えは、鉢植えでは株がいっぱいになったときだけ行う。庭植えでは植えっぱなしでOK。
  • 害虫:ハマキムシ(ワタノメイガ)、アブラムシ
  • 管理:咲き終わった花は随時摘み取り、全体がほぼ咲き終わったら、花茎の根元で切り戻すこと。花をハーブとして利用する際は、咲いたその日に1輪ずつ摘み取る。

実際に育ててみました!!

近くのホームセンターで、白色のムスクマロウを購入しました。一昔前は大きめの園芸店に行かないと手に入りませんでしたが、最近では時期になればホームセンターで買えるようになってきましたね。1株300円程度なので、宿根草の割にはリーズナブルかもしれません。

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植えた場所はハクモクレンの根元です。南向きの花壇にはなるのですが、南側ににブロック塀があるので、午前中の2~3時間のみ日が当たります。また風通しが良くなく、常にジメジメしたような場所になります。ハーブに分類されるものの共通ですが、ジメジメした場所はあまり適していません…

植えたのは3月末でしたが、果たしてどうなるか?

3月末

5月頭
写真が見づらくて申し訳ありません。暖かくなってきて本来ならムスクマロウの成長期にあたる時期ではありますが、アガスターシェの勢いに飲み込まれてしまい、ひょろっと顔を出している程度でした。ムスクマロウも樹勢が強い部類ではありますが、アガスターシェの方が優勢か?(※単純にアガスターシェの方が日当たりが良いだけかもしれませんが…)

5月頭

7月上旬
本来なら満開の時期ですが、この年は1、2の茎が立ち上がって、1~2輪の花が咲く程度でした… 日当たりが悪いので、本来の成長より遅い可能性もありますね。来年に期待です!

7月上旬

翌年4月上旬
暖かくなった途端、急激に芽吹き始めました。明らかに前年よりも株が充実してきましたね。今年は周りの植物の勢いに負けずに行けるか?

翌年4月上旬

翌年6月中旬
最高気温が30℃まで到達する日が多くなった時期に満開を迎えました。全体の写真が無くて申し訳ございませんが、草丈としては80cm程度まで成長しました(※日当たりが悪く徒長したせいで通常よりも高くなったと思われます)。花が淡い色で儚げな姿がなんとも魅力的ですね!

翌年6月中旬

最後に注意点です。軸が細く柔かいので、草丈が大きくなった段階で非常に倒れやすくなります。私の育て方が悪く、多肥&日照不足で徒長してしまった感じもありますが、適宜、支柱をしてあげることが必須になります。

以上です!

ご覧いただきありがとうございました!

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