「ムラサキルエリア」の育て方&実際に育ててみたっ!

実際に育ててみたっ!
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今日も見つけていただきありがとうございます。

今回紹介するのは「ムラサキルエリア」です。

「ルエリア」は熱帯アメリカ原産の多年草で約150種類ほどあり、そのなかで育てやすく花や葉が美しい一部の種類が観賞用に栽培されています。花は共通してラッパ状で、四季咲き性のものが多いのですが、冬から春にかけて開花するものもあります。今回はルエリアの中でも、中米原産で流通量の多い「ムラサキルエリア」または「ルエリア・パープルシャワー」について紹介します。

すっと真っ直ぐに茎が立ち、晩夏から秋にかけて鮮やかな紫色の花が咲きます。花形はラッパ型で直径5cm程度まで大きくなります。花自体は一日花ですが、次から次に開花し、晩秋まで開花してくれます。一斉に開花することはなく、長い期間でポツポツと咲いてくれるので、長い鑑賞期間を保ってくれます。

ちなみに同じルエリアの仲間である「ヤナギバルイラソウ(コモン・ルエリア)」と花がよく似ていますが、「柳葉(ヤナギバ)」の名の通り、こちらの方が葉が細いので見分けるのは容易です。またヤナギバルイラソウの方は繁殖力が強く、道路脇にたくさん広がっているものをよく見かけるほど野生化しています。

「ムラサキルエリア」の育て方

  • 形態:宿根草(常緑)
  • 草丈:60~100cm
  • 耐寒性:弱い
  • 耐暑性:強い
  • 花色:紫色
  • 開花時期:8月初旬~10月下旬
  • 日当たり:半日陰や日陰を好む。夏の日差しが強い地域では、遮光した方が良い。
  • 用土:湿気のある土壌を好むが、排水性の良い土壌でもOK。鉢植えの場合、適度に排水性が必要になるので赤玉土7、腐葉土3で配合した土を使用。
  • 水やり:地植えは基本的には不要だが、夏は極端に乾燥するような場合は適宜たっぷりと。鉢植えは土の表面が乾き始めたら早めに水やりするが、冬は乾燥気味でOK。
  • 肥料:春~秋の成長期に月1回ほど、リン酸が多めの置き肥、または液体肥料を施す
  • 植え付け・植え替え時期:春が最適。鉢植えは根詰まりで生育が悪くなるので、1~2年に1回は植え替えを推奨。
  • 害虫:カイガラムシ、ナメクジ
  • 管理:基本的にほったらかしでOK。株姿が乱れてきた場合のみ、花後の秋に全体を切り戻し。

実際に育ててみました!!

購入したのは埼玉県加須市の「玄蕃ファーム」。田園地帯に突然現れる雑木林の中にある隠れ家的な園芸店です。珍しい植物もあり、併設されているカフェもおしゃれなのでオススメです。

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話がそれましたが、2本仕立てのムラサキルエリアを購入しました。

植えた場所はハクモクレンの根元。南側にブロック塀があるので、基本的に日当たりが悪いのですが、日陰に強いムラサキルエリアなら耐えてくれるハズ… また冬場は-5℃ぐらいまで気温が下がるので、耐寒性に難のあるムラサキルエリアにとっては冬越しが懸念です。

植えたのは9月末でしたが、果たしてどうなるか?

9月末 ※見づらくてすみません…

10月頭
植えてから1週間程度ですが、さっそく開花してくれました!植え替えのダメージは無かったようで一安心です。

10月頭

10月下旬
開花から1ヶ月ほど立ちますが、まだまだ開花しています。花自体は1日で枯れ落ちてしまうのですが、次々に開花してくれるので、株全体としては非常に花持ちが良いと感じています。

10月下旬

翌年2月中旬
気温が下がってくるとともに、葉色が暗くなってハリが無くなってきましたが、完全に落葉することはなく冬を越してくれました!ルエリアは暖かい場所が原産なので耐寒性に不安がありましたが、無事に耐えてくれましたね。完全に落葉するわけではないので、生存確認がしやすく安心できます。

翌年2月中旬

翌年4月上旬
暖かくなってくると旧葉に混じって新葉が展開してきました。この年はどのように成長するのでしょうか?前年よりも多く開花してくれることを期待します。

翌年4月上旬

翌年5月頭
まさかのGW前に開花が見られました!30℃に届く日がありましたので、狂い咲きですね。他の植物とは異なり、暑さが厳しくなると元気になります。

翌年5月頭

翌年7月末
5月後半ぐらいからグングンと背丈を伸ばし、ついに1mほどまで到達。前年の2倍程度まで成長しました。あとは夏場における開花を待つばかりです。

翌年7月末

翌年8月頭
ついに一番花が咲きました!(狂い咲きがあったので、正確には二番花ですが…) 35℃を超える猛暑日が続く夏場の中、涼し気な色合いでとっても素敵な花です。

翌年8月頭

スラッと伸びた茎から、素敵な花を真夏から晩秋まで咲かし続けてくれる植物は珍しいのではないでしょうか。どんな環境下でも耐えてくれて、かつ凶悪な繁殖力も無いので、非常に手のかからない優秀な子だと思います。お庭の後方を務めてくれる植物としてオススメです!

以上です!

ご覧いただきありがとうございました!

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